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2010年04月22日

白球を追いかけて・・・(12)


中学も2年頃になると、やたら「カップル」が増えてくる。
どこどこの誰と誰は付き合ってるみたいよ~とか
どうでもいいような、そんな会話が教室内の話題の中心になったりする。

当時の「カップル」には堂々と「どうだあ~」(ではないだろうが)みたいに、
気持ち悪いくらいイチャイテャしている者も居れば、
学校内では知らんふりして、帰りにどこかで待ち合わせして
一緒に帰る(芸能人か?)・・・みたいな者も居て様々だったが
大人と子どもの中間のこの時期は、男子も女子も「麻疹(はしか)」に罹ったみたいに
みんなたぶんに「恋に恋する」病気なのかもしれない・・・ハート

おっキーも2年の夏から、その病気が発症し
彼氏彼女として「あいつ」と付き合うようになった。
ただ「あいつ」は男みたいな性格だったので
イチャイチャすることもなかったし、2人の掛け合いを周りは
「・・・漫才か?」と言われたりもした。
またその頃から、1日の出来事や部活の事、家族の事など
他の人からみればどうでもいいことでも
2人にとってはとても大切な事に思えて
「あいつ」の希望で「交換日記」をしていた。(今だとメールだろうけど・・)
それを毎日、必死になって書いていたのを覚えている。

そこではお互いルールとして「人の悪口は書かない」こと、(ただし先生を除く)と
日記の手渡しは本人同士で行い、誰かに預けるようなことはしないこと、だったが
日記でもメールでもそうだが、思ったことを文章にするのはとても難しい。
1度書いた文章を何度も何度も読み返して、相手に誤解を与えないだろうか
うまく思いを伝えられるだろうか、伝えているだろうか・・考えながら書いていた。
白球を追いかけて・・・(12)
1年、2年と同じクラスだった2人は、
毎目顔を合わせながらも
ほぼ毎日のように日記を交換し、
その日記を通して
思いを伝え、共感し、
それは2冊目、3冊目とだんだん
増えていった。
その頃はおっキーにとって大好きな野球と同じくらい
「あいつ」の存在は大きくなっていたし
ずっと一緒・・・だと思っていた。

一方、部活では3年生が引退したあと、2年生中心の新チームが
スタートするのだが、そこから一気にレギュラー獲りに向けた
熾烈な「ポジション争い」が始まる。
おっキーは既にその頃には"投手"は無理だと認識していたので
 「希望のポジションに付いて・・」とコーチに言われたとき
迷いなくセカンドに向かったが・・・周りを見るとおっキーを含め
セカンド希望者は5人居て、まさに"超激戦区”・・・だった。
みんな「お前もか?」みたいな顔して和んでいるように見えたが、
心の中はライバル意識・・・有り々だった。


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Posted by メジャー at 07:00│Comments(2)読み物・・・
この記事へのコメント
メジャーさん おはようございます。

おたふくマッシー!!です。
麻疹みたいに恋する中学二年ですか〜
思春期 = 青春 交換日記
頑張ったのですね!
レギュラー争い熾烈!
恋も野球も熱いですね〜
Posted by o(T△T=T△T)oマッシー!! at 2010年04月22日 07:37
おはようございます!

中2ですね、カップルいましたいました〜!
私はしらんふーにーするタイプでしたよ〜

メジャーさんの素晴らしい文章は交換日記で鍛えられたんでしょうね(笑)

恋も野球も、この後楽しみです!
Posted by 北玉パパ at 2010年04月22日 08:16
 
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