てぃーだブログ › Major › 2010年06月

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Posted by TI-DA at

2010年06月29日

キャッチャーについて考える

皆さん、キャッチャーってどう思います?

投手との呼吸だとか守備の”要(かなめ)”なんて表現されることが多いですが
最近、私が見た試合(中・高校)ではそのキャッチャーのミスが
すごく多いなぁと感じています。

ワイルドピッチって投手の暴投のことですが
それではなく、キャッチャーの「パスボール」・・・
たぶん記録はワンバンしているのでワイルドピッチだと思うが
キャッチャーの足の間をすり抜け後逸したボールが
バックネット近くまで転々・・・カバーに入った投手に返球も暴投・・・

「捕れるんじゃない?」・・・というより
それくらい「捕ってくれよー」みたいなケース。

北玉パパさんのブログにも書いていましたが、最近のキャッチャーは
どこか考え違いをしているのかも知れない。直ぐに主審にボールの
交換を求めたり、キャッチャーフライでも諦めるのが早いというより
反応が遅い。

アメリカメジャーリーグはサインは投手に決定権がある場合が多く
投手が投げたい球をキャッチャーは要求する。しかし日本では
もちろん両者に相当の経験の差があれば別だが、
ほとんどの場合、キャッチャーからのサインで、
キャッチャーからの要求で投手はボールを投げる。

「どっちでもいいんじゃない?」と言う見方もあるだろうが
よーく考えて見てください。

守っている9人の中で、実は1人だけほかの野手と違う方向を向いている。
そしてそれは唯一、1人だけ
球場全体が見れて、打球の行方、返球が容易に確認でき
何より打者に1番近い位置に居る。
打者の視線、動揺、足の動きから守備位置の確認、送球の指示など
些細なことまで確認できる唯一のポジション。
そうです、それがキャッチャーなんです。

そういうキャッチャーが、意図も簡単にボールを後逸する・・・??
(・・・何のためにプロテクター、レガースを着けてる?)

ある人の言葉です。。
私の出す(投手への)サインは”勇気”で
  そして投手の球を捕るミットは”信頼”です。だから思い切って
  ミット目掛けて投げ込んで欲しい。。。


アメリカのような"壁"的な扱いではなく
様々な情報を駆使し、チームからの絶大なる"信頼"を得てこそ
チームは1つになり、そして"強くなる"・・・・と、私は思っています。


  


Posted by メジャー at 17:15Comments(4)

2010年06月28日

キミたちに目指して欲しい野球!_(゚ー^*)_セーフ!

熱い、暑い日が続いてますねー

もう早くも夏バテ気味です。●~~~\(゜o゜\)

高校野球沖縄県大会も今週土曜日でベスト16が決定し
日曜日からベスト8を掛けた戦いが始まります。

今のところ前評判の高かったチームが順当に勝ちあがっており
7/18の決勝戦まで更なる熱い戦いが続く。

どこの学校(高校)でも先週から今週に掛けてテスト期間ですが
そんなことお構いなし...母校の応援に益々力が入ることでしょう。。ヽ(^o^)丿




高校野球は試合前の行動1つ1つが子どもたちにとっては
とってもいい勉強材料の1つになります。是非、チーム責任者の方
試合前の練習からベンチでの取り組み方などを子どもたちに
見せてあげて下さい。
※攻守交替、凡打した後の全力疾走、コーチャーの大声・・・
そして何より・・・チェンジになった時の"笑顔"。。。
これが「キミたちに目指して欲しい・・・野球」です。


チームまとまって入り口で「少年野球ですけどいいですか?」と言えば
内野席でも無料で入れてくれますよ。
そのとき「どうぞー」って了解されたら・・・大きな声で全員で
「ありがとうございます!!」と言ってください。そういう礼儀も
もちろん・・・"野球人のマナー"です。

PS:<子どもたちへ>
試合後、球場の後ろで泣き崩れている選手が居ます。
彼らはなぜ、人目もはばからず泣いてるのでしょう。
もちろん負けた悔しさもありますが、実はもっと大きな意味が
あるんです。
彼らはそんな大事なもの、大切なものに気づくんです。
・・・それが何か、知りたくなったら・・・
一生懸命練習しなさい。

練習して練習して・・・練習したら
きっとキミたちにもその涙に意味がわかると思います。
(^_-)-☆  


Posted by メジャー at 21:46Comments(2)

2010年06月22日

バントの重要性 d(゚ー゚*)oアウチ!!

久々のブログ更新です。○ヘ( ・_・)三 ( ・_・)_シュッ

6月に入り、中学、学童、そして高校野球と幾つか試合を見ましたが
「バント」が試合を決めた、みたいな試合が沢山ありました。
1-0、2-1・・・それだけ力が拮抗していると
細かいプレーの出来、不出来で試合を決する、みたいな。。。

バントの重要性・・・って聞くと、ほとんどのチームが「わかってます」的に
「ちゃんと練習してますよー」って答えます。
中には「バントは好きじゃないから、打って打っての野球」って言う人も
いますが、それは"観戦"している立場の意見でベンチを預かる立場から
すれば、「・・・何とかランナーを送ってくれ」と祈るような・・・気持ち。。
" |∴`´|┘"☆---------o カキーン!

バントの種類もいろいろあって、送りバントやセフティ、プッシュやスクイズ・・・
またこれらのバントは試合の状況、展開によって"やり方"が変わります。

しかし練習は?? と言うと投手役の人が投げたボールをライン上(想定)に
転がす...的なものが多くないですか?
勿論、低学年の子には「フライを上げず、バットにちゃんと当てて転がす」的な
ものから始めますが、バントは相手守備陣によって転がす場所など臨機に
変える必要が出てくる"やっかい"なもの・・・それも打者の一瞬の判断で。。

つまりただやればいい・・・というものではなく
それが証拠に守備陣もレベルが上がるとそういう対策をしてきますので
簡単に(バントを)させない、バントしてもその目的を果たせない
・・・シフトを取ります。

逆に考えれば、バントは「バント体制」、その処理の部分にも一瞬の判断が必要で
野手はよ~く野球を"知っておく"必要があることは必然なんです。

また子どもたちはうまくボールを転がす子が、「バントがうまい子」と
勘違いしますが、実際は状況判断で強めにしたり、
打席の前に"自然に"移動し、フェア内に入れるよう工夫する・・・
そういうことが1人1人必要、それがチームプレーなわけで
子どもたちからみれば・・・バントが難解な方程式のように映る理由の1つです。

このように・・・が必要、一瞬の判断、などその独特の感性が必要なバントは
ライン上に転がすだけの練習では実戦では効果を発揮できません。

そのことを考えるだけでも
明日からの「バント練習」が変わるかもしれない・・・

言える事は「バント処理ができない守備陣は攻撃でもバントがうまくない」
・・・ということと
「試合に勝つためには、バントは絶対不可欠な攻撃の1つ」
・・・_(・△・)_セーフ

つまり・・・両者はセットだと私は思っています。








  


Posted by メジャー at 21:41Comments(6)

2010年06月13日

ザ・野球・・・

今週末はいろんな地区でさまざまな大会が開かれ
勝ったチーム、惜しくも負けたチーム・・・いろんな想いが交差した日。


特に中学3年生にとっては集大成となるこの試合。

苦しい練習に耐え、仲間を励ましあい、絶対"優勝!"って心に誓った・・・
相手を咎めず、自分を責め、叶わなかった夢に
・・・心の整理が付かない。

私はもう50近くなる"オッサン"だけど
そんな試合後のキミたちを見ていると、こっちまで涙が止まらない・・・

PS:決勝戦の結果・・・嘉手納中1-0越来中

  


Posted by メジャー at 19:55Comments(6)

2010年06月12日

中体連中頭地区 - 準々決勝の結果 -

いよいよ中体連中頭地区野球大会もベスト8の激突・・・
今日の試合結果です。

◇北谷球場
  準々決勝
   越来 2-1 沖縄東
   西原東 2-1 嘉数(延長特別8回)
  準決勝
   越来 2-1 西原東
◇嘉手納球場
  準々決勝
   嘉手納 3-2 美東
   琉大附属 3-2 西原(延長特別9回)
  準決勝
   嘉手納 2-0 琉大附属


既にそれぞれの学校が7/21から開かれる県大会出場を決めていますが
準々決勝の激突、どの試合も白熱した、天気に負けない力のぶつかり合いで
好試合、ナイスゲームでした。
明日の決勝は越来中vs嘉手納中で行われます。
FIGHT (^○^)//Ω\\(^○^)ドンドコドンドコ


  


Posted by メジャー at 23:06Comments(2)

2010年06月07日

楽しい野球観戦・・・θL(。・_・) 

先日の中体連、Mきは部の応援でベンチ上に陣取り
私は久しぶりに長男と観戦しました。

---------------------------
3年前、長男も6番サードで先発出場、チーム初ヒットを打ったものの
試合は負け。3年生に混じって唯一の2年生として緊張の中、あっという間に
終わった・・・感じでした。

それから1年後。

今度は3年生として、ポジションもサードからキャッチャーへ、打順も1番。
1回戦は勝ったものの2回戦で惜しくも敗れた。

こいつ(長男)はホント野球が好きで、何も言わず気が付けば外で走っていたり
バットを振っていたりと野球が嫌いな妻も「・・・心底、野球が好きなんだねー」と
言うほど。。
中体連も終わって受験勉強するかと思いきや、育成会(硬式)に入ると言い出し
「勉強は?」との問いに、両立するからと家族の反対を押して野球を続けていました。
その後、足の速さを買われ、ある学校(高校)の監督から連絡があり、
是非うちの学校に来て欲しい、とのこと。

2つ返事でその学校に入学、周りからも期待され1年から試合ではショートで使われ
思い通り野球をやってましたが、2年になるとなぜか「辞めたい」と。。。
\(@O@)/エッ?

あれだけ野球が好きな子が・・・よっぽとなことだと、咎めるより
家族では深く理由を問いただすことはせず、好きにさせました。
今では大学に行って「教員免許」を取り、中学か高校の指導者をめざすと
塾に通いながら猛勉強中です。(今度の中間テストは学年1位でした。)

また「勉強ばかりで何もしないと身体が鈍る」との理由で
"時間に余裕のある"陸上部に入り、思いのほか楽しかったのか
先日の大会で4×400mの県代表になり、8月に宮崎に行くことになりました。(@_@)

でも試合観戦後に一言・・・・

「やっぱり野球がいいなー」「大学行って野球しよう」・・・と
笑顔でつぶやいた。。。
ナッナニー! (^(^(^(^(^(^^;)

こいつ(長男)と野球観戦するのはなぜかいつも楽しいもんだ・・・
  


Posted by メジャー at 22:18Comments(6)

2010年06月06日

白熱ゲームと県大会出場!!

中体連2日目・・・

昨日の"ガッカリ"試合と違って、県大会がかかった試合は白熱していました。

Mきの通う中学も・・・・1-0で勝ち、みごと県大会出場を決めました。
!( ^ー^)ノ∝━━━━━━━∈

0-0で迎えた7回表、2アウト2塁で打者7番。
1-2のカウントからのカーブ。キャッチャーの足の間からコロっと流れ
本部席近くへ・・・
2塁ランナーが3塁を回り、ホーム・・・・・キャッチャーからベースカバーの
ピッチャーへボールが送られるも送球が逸れタッチできずホームイン。
この1点を守っての勝利でした。我がほうのピッチャーは今日も1安打10三振の完封。
"お見事"でした。

その試合より白熱していたのは第一試合。
与勝緑ヶ丘vs西原の試合。
6回を終わって1-1同点。
7回表、与勝緑ヶ丘は2アウト3,2塁から1番打者のレフトオーバーの
3塁打で2人を返し、3-1。誰もが勝負有り...と思って
最終回の西原の試合を見ていましたが
先頭の打者のショートゴロをショートが"雑"に捕りに行ってエラーで出塁。
それでも2点ある..と思っていましたが、あれよあれよという間に同点。
延長?・・・も頭を過ぎった2アウト2塁から、執念のライト前ヒット。
しかしライトは元々浅く守っていたので2塁ランナーは帰れない?と思っていたが
2塁ランナーは3塁を回って途中でストップ。
ライトからの返球を捕ったファーストは3塁へ送球・・・
それを見たランナーは3塁に戻らず、すかさずホームへ。
3塁手はボールを捕ってホームへ投げるも間に合わず逆転サヨナラ。。。

崩れ落ちる与勝緑ヶ丘ナイン。
ピッチャーは自分で立てず、セカンドに支えられながら整列へ

逆に勝利に沸き立つ西原ナイン。まさに"ミラクル"

両校以外の観客も両チームの熱戦にしばし大きな拍手。。。
口々に「・・・すごい試合だった」と言いながら。

これぞ!! 野球・・・。

私は両チームに拍手を送りたいし、特に敗れた与勝緑ヶ丘中ナインを見てると
こっちまで涙が溢れてくる。小雨降る中、応援団も少なく、それでも必死に
声を掛け合い、まさに"全員野球"でした。
しかし・・・「ゲームセット!」の声がするまで雑にプレーしてはいけない。
リードはしているが、まだ「勝ち」が確定したわけではない。
1つ歯車が狂うと野球って元には戻らないこと...信じられないこと...
いくらでもある。そんな"非情"なことは・・・いっくらでもあるし、だから野球は怖い・・・。。。
この敗戦を次のステップでは是非生かしてもらいたい。3年間お疲れ様でした。m(__)m

それと「最後まで試合をあきらめなかった西原中ナイン」・・・
これも実に"お見事"でした。相手のミス、油断も確かにあったと思うが
あの場面での連打はまさに"お見事"のひとことに尽きます。。m(__)m

我々の次に相手はその"ミラクル"西原中。
どんな試合(12日)になるのか楽しみ。。。です。(^_-)-☆

  


Posted by メジャー at 00:41Comments(3)

2010年06月04日

幻滅と低レベルな野球

中学3年生にとって最後の公式戦、「中体連中頭地区大会」が始まった。


・・・結果は!?
1安打完封、毎回の13奪三振とエースの活躍で2-0で勝利!!
明日勝てば県大会出場が決まる。

久しぶりに中学軟式野球を2試合観戦したが、気が付いたことがある。

毎年のように高校野球は、
特に夏の大会は1回戦だろうが、決勝だろうが時間があれば
Mきと2人見に行っているが、それに比べるとどのチームも"覇気"がない。
プレー1つ1つが雑というか、大雑把で"策"が感じられず
したがって終わって負けたチームも悔しそうな顔1つしていないのには驚いた。
一言で言えば「・・・プロのような」態度とプレーを"真似て"いるようだが
正確に言えば「プロ紛いのカッコ付け」野球・・・。

例を挙げて申し訳ないが
G中はそのほとんどがBBK出身の強豪チームに居た選手たちだが
みんなが"目立ちたがり(私にはそう映った)"で大振りするから三振の山、
打席に入っても、やたら足回りを直し・・・構えようとせず
1球、1球打席を外し主審から注意を受けるもペコペコ頭を下げるだけ。。
守備と言えば
プレー前のボール回し。ファーストからのゴロを捕り損ねたセカンド。
・・・自分で逃がしたのに歩いて捕りに行く。
2アウトランナー2塁。。
二遊間の牽制もセカンドからサインを送りタイミングよく入ったつもりだろうが、
肝心のランナーは特に大きくリードもしていない。・・・違和感を感じる。

さらに言えばその牽制の中、
センターは脇の下にグローブを入れたまま"反応"さえしない。
見た目には、と言うか本人たちはカッコ良く牽制したつもりだろうが
私から見れば「・・・それで??」って感じで
アウトにする気はなく、ただのカッコ付けに映る。

次の第二試合も同じ。
ランナーはゴロアウトになると全力でベンチに戻る・・・これ常識。
しかしそのランナーは何やら1塁コーチャーと談話。。。
その後、ポィと手袋を渡すではなく、投げる・・・感じでヘルメットを取り
そして歩いている。

バントを試みたバッターが3塁ファール方向への小フライ。
3塁手は逆シングルで雑に捕りに行き
グローブの中でボールをはじき・・・結局ファール。

レフト線に上がった打球を1塁前で見ているランナー。
余裕の2塁打・・・と誰もが思ったがシングルH。
それでも初ヒットでガッツポーズ。
盛り上がっている応援団。・・・頭がおかしい、と思った。

ファースト牽制で頭から戻らずタッチアウトになるランナー。

四球で1塁に出て、両手をパチパチたたき注意を逸らそうとしているランナー。
(・・・パチパチ叩いてそれであなたは走れますか?)

挙げればキリがなく
「こいつら何か勘違いしている」と思ったのは私だけなのかも知れないが
ハッキリ言うと「レベル低!」と思った。

だから先に点を取られた方が、私が観戦した2試合とも負けたわけで
それもあっけなく、無抵抗のまま負けた・・・そんな風に映った。

おそらくそれらは子どもたち(選手)が悪いのではない。
そういう"教え"しか、中学になるとできない"大人"が悪い。
練習態度にも出ているはずだが、
先生も忙しいわけで毎日見ることもできず
ちゃんとした指導者(先生)が付いてなければ
小学生に比べて誰も注意さえしなくなっているのだろう・・・

そして象徴的だったのは
「・・・今のは(ストライク)入ってるだろ!!」と
ベンチ上に陣取った応援団の1人の"オヤジ"が
主審に向かって叫んでいたことと
「そうよねー」と野球に興味があるわけでなく、
ただ自分の子どもと
"日焼け"を気にして応援しているママさん。。

・・・幻滅以外の何者でもない。

  


Posted by メジャー at 22:48Comments(9)

2010年06月03日

(再) 背番号への想い・・・

以前、「背番号」への想いと題して書きましたが
明日から始まる中体連前夜・・・を想い再投稿します。

-----------------------------------------------------------
テーブルの上にはビニールに包まれた背番号。
教室に入り監督は1枚の紙を取り出しゆっくりと読み上げる・‥
「背番号4 ×× (おっキー)‥」監督の言葉に、周りから拍手が起こる。
「はい!」と大きく返事をしたが、そこに笑顔はなく淡々と受け取り元の場所に戻る。

それは「決戦前」の団結式のような勇ましいものではない。
むしろ悲壮感漂う何とも表現しづらい重々しい雰囲気が
最後の1枚を配り終わる・・・・・その時まで支配している。

中学も高校もそうだったが、最後の大会前の「背番号発表」は忘れない。
3年間共に練習に励んできた仲間たちと
この瞬間のために練習してきた、と言ってもいい過ぎではない・・・
それだけ泥まみれ、汗まみれになって「練習」した。
しかし無常にもこの発表から漏れると昨日までと違い
一線を敷かれるようになり、ベンチにさえ入れない、という現実が待っている。

誰も不満や不安を決して口にはしないが、二十歳前の少年にとって、
ものすごく残酷な瞬間が流れる。
名前を呼ばれなかった選手‥・
うつむいたまま動かない者、天井を見つめている者、
流れる涙をこらえきれず壁にもたれかかる者‥・

それぞれにそれぞれの
長くて短かった3年間の思いがある。
かける言葉も見つからないまま、しばらくすると
「頼むぞ!」とか、「絶対勝てよ!」なんて‥・
まだまだ子どもなのに
チームのために自分を静めて
精一杯、大人以上の振る舞いをし、むしろ明るく陽気に取り繕(つくろ)う。
それがまた辛い‥・




家に帰って試合用ユニフォームに
貰ったばかりの真新しい背番号を縫い付ける。
これまでも制服のボタンも自分で縫っていたし、アイロンなどもいつも自分でやっていたが
「おめでとう。頑張ったんだね。この大切な背番号はお母さんがつけるから‥・」と
仕事で夜遅く帰ってきた母が言った。
静まり返った部屋の隅で、小さな明かりに照らされた弟たちの寝顔を見ながら
大事そうにゆっくりと、そして丁寧に母は背番号を縫い付けている。
私はその後姿を一生忘れない‥・。

【最後の公式戦に望む諸君へ】
今回、背番号をテーマに書きましたが・・・・私からお願いがあります。
「背番号の重さ」を十分理解して、どうか明日の試合に臨んで下さい。
試合に出れなかった人の思い・・・
応援という中で参加している人の思い・・・
それをずっと陰で支えてくれた人の思い‥・

私にとって・・・と言うより
きっと私と同じように野球をやってきたお父さんたちにとっても
ベンチに入れなかった仲間にとっても
この「背番号」というのは非常に重く、そして大きな意味があります。
このことは「絶対」に忘れないで下さい。
・・・そして簡単にあきらめないで下さい。

以前、ある指導者の方が言いました。
「試合に出て負けるより、試合に出れないで負ける方がその何十倍も辛い」
この言葉の意味を理解して精一杯、「白球を追いかけて」
キミたちの"野球"・・・を見せて下さい。
  


Posted by メジャー at 22:18Comments(3)

2010年06月02日

気が付けば中体連・・・

久々のブログ更新です。^_^;

気が付けば中体連も間近に・・・

3年生にとっては最後の公式戦。悔いのないように...なんてよく私も使いますが
優勝でもしない限り、悔いのない試合なんてない。これ私の実感。。。(@_@)

もちろんどのチームだって県大会に行きたいし負けたくないわけで、1日でも長く
このメンバーと試合をしたければ「負けない」こと以外に道はない。

でもよく考えるとどのチームも負けた数は1つ。
つまり最後まで負けなかったチームを選ぶ、のが優勝チームということになる。

だからたとえ1回戦で負けても、負けは1回。決勝で負けても負けは1回。
最後まで負けなかったチームが・・・・・優勝チームなのである。
そう考えると少しは「気が軽く」なってくれるだろうか。。。

周りが"最後の大会・・・"なんて言うもんだから、また学校も全校生徒の前で
壮行会みたいなことをするもんだから、キミたちは普段より
どうしても余分な・・・「肩に力」が入ってしまう。
「肩に力が入る」と・・・普段の、いつもの"・・・らしさ"が失われ、時に自分を
見失ってしまい、練習試合では勝って居た相手にも負けてしまうことも。。。

そうならないためにも(無理かもしれないが)
試合前、試合中もずーーと・・・
「いつもの野球をするんだ!!」と何回も心の中で叫んでもらいたい。
無口な子を見つけたら、「何でもいいから声を出せ!!」と喝を入れよう!!
迷ったら・・・まず動こう!! 先に1点取ったら「もっと、もっと」と貪欲になろう!!
先に点を取られても「まず同点にすれば相手の方が追い込まれるはず」と
前向きに物事を考えよう!!
決して「・・・これを守りきれば。。」なんて消極的にならないように。
ビハインドの場面で打席が回ってきたら
「・・・どうしよう?!」ではなく、
「これだけ練習したんだから、俺は絶対、間違いなく打てる!!」
と自分を信じよう!!
ドキドキしていると思ったら、胸に手を当ててドキドキを触りなさい。
ドキドキしていることが"自分で"分かれば、案外ドキドキは収まるもの。

いろいろ先輩面して、少しでも役に立てばと
おせっかいにも能書き垂れてしまいましたが
結局、キミたちにはこの大会の大きさや重さというものはまだわからないと思う。
それでいいと思う、今は。。。

終わって見て初めて・・・物凄く「この大会」の重みが
これまで必死に練習してきたものほど
"痛いくらい"わかるはずだから。。。


  


Posted by メジャー at 21:49Comments(4)